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発達検査(新版K式など)の結果を、面談でどう伝える
——数字より先に、困りごとと助かることを
- 検査結果の写しは手元にも保管し、面談に持参する
- 数値の見方は専門職に聞き、面談では生活場面の困りごとを話す
- 誰に・何を伝えたいか、事前に箇条書きにしておく
新版K式発達検査などを受けたあと、園や学校の面談で「結果はどうでしたか」と聞かれる場面がある。手元には検査結果の紙があっても、数字の並びをどう説明すればいいのか、何をどこまで伝えればいいのか、迷うことは少なくない。
検査結果は、伝え方次第で相手に届く情報の中身が変わる。ここでは、面談の前に確認しておきたいことと、話す内容の整理の仕方を、順を追って書いておく。
結果の数字は、その場で解釈しなくていい
新版K式発達検査の結果には、発達年齢や発達指数といった数字が記載されることがある。この数字の意味や、何を示しているかという専門的な見方は、検査を実施した医師や心理職に確かめるのが確実で、面談の場で自分が代わりに説明する必要はない。
園や学校の面談は「数字の解釈を披露する場」ではなく、「日々の生活でどんな場面に困っていて、どんな関わりがあると助かるか」を共有する場だと考えると、話す内容が絞りやすくなる。
面談の前に確認しておきたいこと
- 検査結果の書面(写し)を受け取っているか、渡していいものかどうか
- 面談に誰が同席するか(担任だけか、支援担当者や管理職も加わるか)
- 面談の時間はどのくらいか(伝えたいことに優先順位をつける目安になる)
検査結果の原本は手元に置き、面談には写しを持参すると、あとで見返すときに手元資料が残る。渡す範囲については、検査を受けた医療機関や相談機関に「学校に見せてもいいか」を確認しておくと、あとで戸惑うことが少ない。
伝える相手によって、準備するものが変わる
面談の相手が誰かによって、伝える内容の重心は少しずつ変わる。
・園の担任には、日中の集団の中でどんな場面に困りやすいか、どんな声かけが伝わりやすいか。
・学校の支援コーディネーターには、授業や休み時間の過ごし方、必要な配慮の方向性。
・療育の担当者には、家庭での様子や、検査でわかったことをどう日々に活かしたいか。
同じ検査結果でも、相手が知りたいことは違う。全部を一度に話そうとせず、その面談で伝えたいことを2〜3つに絞っておくと、聞く側も受け止めやすくなる。
話す内容は、事前にメモにしておく
面談の場では緊張して、話すつもりだったことが飛んでしまうことがある。あらかじめ箇条書きのメモを用意し、当日はそれを見ながら話すと、伝え漏れが減る。
- 検査を受けた時期と、どこで受けたか
- 家庭や園・学校で気になっている具体的な場面(時間帯・状況)
- 今の生活の中で、助かっている関わり方があれば一つ
- 今回の面談で聞きたいこと、相談したいこと
メモは面談後にも手元に残しておくと、次の面談や就学相談の準備をするときに見返せる記録になる。
聞かれて困る質問には、無理に答えを出さなくていい
面談では「診断名は」「今後の見通しは」といった、その場では答えづらい質問が出ることもある。診断や今後の医学的な見通しについては、かかりつけの医師や検査を実施した専門職に確認する領域なので、「そこは主治医に確認します」と伝えて持ち帰ってかまわない。
面談は一度で終わりではなく、園や学校との関わりは続いていく。その日にすべてを決めなくても、わからないことを持ち帰り、次の機会に聞き直すという流れで進めていくことができる。
結果は、園や学校と共有するための材料
検査結果は、誰かを評価するためのものではなく、日々の関わり方を一緒に考えるための材料として使えるものになる。数字そのものより、「この子が今どんな場面で困りやすく、どんな関わりだと過ごしやすいか」という具体的な話のほうが、面談の相手には伝わりやすい。
面談の内容や、そのとき話した困りごとと対応をどこかに書き残しておくと、次に似た場面が来たときに見返せる手がかりになる。「きろくのタネ」では、こうした面談のやり取りや検査結果の記録を、日付とともに残しておける場所を用意している。
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この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、医療上の助言ではありません。検査結果の見方や今後の見通しについては、検査を実施した医師や心理職、かかりつけの専門職にご確認ください。