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学校の「個別の教育支援計画」とは
——療育の計画とのつながり
- 学校が作る、長期的な支援をつなぐための書類です
- 「個別の指導計画」とは別物で、見直す周期も違います
- 療育の計画とつなげたい時は特別支援教育コーディネーターへ
懇談や面談の場で、「個別の教育支援計画」という言葉が出てきて、何のことかよくわからないまま話が進んでしまった、という経験はないでしょうか。似た名前の書類もいくつかあり、療育で使っている計画とどう違うのか、つながっているのかも、はじめは見えにくいものです。
ここでは、学校の「個別の教育支援計画」がどんな書類で、療育の個別支援計画とどう関係しているのかを、できるだけ日常の場面に沿って整理します。
「個別の教育支援計画」ってどんな書類?
学校に通うようになると、「個別の教育支援計画」という言葉を耳にする場面があります。これは学校が作成する書類で、子どもがどんな支援を受けてきたか、今どんな配慮が必要かを、就学前から卒業後の生活まで長い目で記録しておくためのものです。
年度の初めや懇談の時期に、担任や特別支援教育コーディネーター(校内で支援をまとめる役割の教員)から説明があることが多く、保護者の話を聞きながら内容がまとめられていきます。様式や呼び方、作成の時期は自治体・学校により異なります。特別支援学級・通級・特別支援学校の子どもには作成することになっており、通常の学級の子どもについても作成に努めることとされているので、気になるときは学校に聞いてみてください。
「個別の指導計画」とは何がちがうの?
似た名前の書類に「個別の指導計画」があります。こちらは授業や毎日の指導の中で、どんな目標でどう関わるかを具体的に書いたもので、学期ごとなど比較的短い期間で見直されます。
一方「個別の教育支援計画」は、進級や転校、進学といった節目をまたいで、子どもに関わる人たちが情報を引き継ぐための、もう少し長いスパンの書類です。どちらも保護者に内容が共有され、意見を求められる場面があります。
療育の「個別支援計画」とのつながり
児童発達支援事業所や放課後等デイサービスに通っている場合、そこでも「個別支援計画」が作られています。これは事業所が、こども家庭庁の児童発達支援ガイドラインなどの枠組みに沿って作成するもので、学校の計画とは作る場所も様式も違います。
ただ、どちらも「この子にどんな支援が合っているか」を考えるための書類という点は共通しています。保護者が間に立って、学校と事業所それぞれの計画を伝え合うことで、朝と放課後で関わり方がちぐはぐになりにくくなります。
保護者はどう関わるの?
計画は学校や事業所が作ります。学校の計画は保護者の意向を聞きながら作成され、事業所の個別支援計画は保護者に説明して文書で同意を得ることになっています。日々の様子で気になっていることや、家庭で工夫していることがあれば、そのときに伝えておくと内容に反映されやすくなります。
- 懇談や面談の前に、伝えたいことをメモしておく
- 療育の個別支援計画のコピーを持っていき、見比べながら話す
- わからない言葉が出てきたら、その場で聞き直してみる
普段の記録を残しておくと、面談の場で思い出しながら話す負担が減ります。日々の気づきをためておける場所(きろくのタネなど)を使って、面談前に見返す方法もあります。
就学前後の引き継ぎで困ったら
就学前の園や療育機関から学校へ情報を引き継ぐ仕組みはありますが、タイミングや方法は自治体・学校により異なります。引き継ぎがうまく進んでいるか不安なときは、園や事業所の担当者、就学相談の窓口に、今の状況を聞いてみる方法があります。
誰に聞けばいい?
学校での計画について詳しく知りたいときは、担任または特別支援教育コーディネーターに尋ねる方法があります。療育の計画との関係を整理したいときは、通っている事業所の児童発達支援管理責任者や、相談支援事業所を利用している場合はその相談支援専門員に聞いてみると、見通しが立てやすくなります。
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この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、医療上の助言ではありません。学校や事業所との具体的な進め方については、担任や事業所の担当者、相談支援専門員(利用している場合)に確認してください。