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療育の部屋に入れない・泣いてしまう
——通い始めに苦戦するときに、先生と相談できること
- 部屋に入れない様子は、慣れていく途中の姿として先生と共有できる
- 「今日はどこまで行けたか」を記録すると、相談のときの材料になる
- 玄関や廊下で過ごす時間も、練習の一部として扱ってもらえるか聞ける
通い始めたばかりの療育で、部屋の前まで来ると泣いてしまう、玄関から先に進めない——そんな姿を見ていると、「このままで大丈夫なのか」「自分の関わり方が足りないのか」と、気持ちが揺れることがあります。でも、新しい場所に慣れるまでの時間は、子どもによって大きく違います。
5月から月に2回、発達支援センターの療育に通い始めました。息子はなかなか環境に慣れず、毎回苦戦しています。
ようやく玄関までは自分で入れるようになりましたが、プレイルームには一歩も入れません。来年度から通う予定の教室は、このプレイルームの中にあります。
担当の先生と一緒に、おもちゃで誘ったり、風船を見せたり、抱っこしたり、毎回いろいろな方法を試していますが、まだ部屋には入れていません。
療育の部屋に入れないのは、うちの子だけ?
珍しいことではなく、通い始めの時期によく見られる姿のひとつです。初めての場所、知らない大人、いつもと違う音やにおい——子どもにとって「慣れていない」という状態そのものが負担になっていることがあります。泣く・固まる・入り口で動けなくなるといった反応は、その子なりに場をうかがっている途中の姿として受け止められることが多いです。
どのくらいで慣れるかは個人差が大きく、同じ子でもその日の体調や前日の予定によって差が出ます。「何回目までに入れるようになるべき」という目安はありません。
先生と何を話せばいいのか分からないとき
まず伝えておきたいのは「今日はどこまで行けたか」という具体的な場面です。玄関で止まったのか、靴を脱ぐところまでは来たのか、部屋の中のどのあたりが見える位置までなら立っていられたのか——こうした細かい段階を先生と共有すると、次に試す工夫を一緒に考えやすくなります。
わたしの場合も、担当の先生と一緒におもちゃや風船を試しながら、入り口での様子を毎回伝えてきました。一般には、こうしたやり取りを重ねることで、「今日は前回より少し近づけた」「この日は体調のせいか入れなかった」といった変化が見えやすくなり、焦らず付き合うための手がかりになります。
- どこまで近づけたか(玄関・廊下・入り口・部屋の中)
- 何を嫌がったか(音、人数、見慣れないもの)
- 落ち着いていた時間帯や関わり方
家でできること・無理にしなくていいこと
家庭でできることには限りがあり、無理に「練習」を増やす必要はありません。療育の場所や先生の存在そのものに慣れるまでの時間は、本人のペースに左右される部分が大きいためです。
写真や動画で療育の部屋の様子を見せておく(撮影してよいかは事業所に確認を)、同じ時間に出かける習慣を作っておくなど、生活のリズムを整える工夫はできますが、それでも入れない日があって当然です。「家でのやり方が足りないから」と背負い込む必要はありません。
先生に相談するときの言い方の例:「今日は玄関までは自分で入れましたが、部屋の入り口で固まってしまいました。どのあたりまでを目標にして関わればよいか、一緒に考えてもらえますか」
来年度の教室がその部屋の中にある場合、何を聞いておける?
進級後の教室が今苦戦している部屋の中にある場合は、早めに先生へその不安を伝えておくことができます。年度替わりで環境が大きく変わる前に、今の時点でどのくらい近づけているかを共有しておくと、来年度の受け入れ方について一緒に考える材料になります。
事業所によっては、進級前に少しずつ新しい教室の様子を見せる時間を作ったり、同じ先生が継続して関わる形を取ったりすることがあります。これは自治体・事業所により対応が異なるため、「来年度に向けてどんな準備ができるか」を担当の先生や児童発達支援管理責任者に直接たずねておくと安心です。
他にも相談できる先はある?
事業所の先生以外にも、相談できる窓口はいくつかあります。通っている発達支援センターの窓口や、市区町村の担当課(障害福祉・子育てなど、名前は自治体によって違います)、保健センターなどでは、通い始めの様子についての相談を受け付けていることがあります。気になる体調面やこだわりの強さについては、かかりつけの医師や専門職に相談することもできます。
「きろくのタネ」では、こうした療育での日々の様子を短く書き留めておくための場所を用意しています。先生に伝えるときの記録としても使えます。
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この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、医療上の助言ではありません。お子さんの様子で気になることがあれば、かかりつけの医師や通っている事業所の専門職に相談してください。