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相談支援専門員の面談で聞かれること
——生活の全体像を、あわてずに伝える
療育(児童発達支援)を使うには、市町村の支給決定と「障害児支援利用計画」が必要です。その計画を作るのが相談支援専門員。はじめて会うときの面談は1時間ほどかかることが多く、聞かれる項目も多いので、「何を聞かれるんだろう」と身構えてしまいますよね。
先に大事なことをひとつ。相談支援専門員が知りたいのは、お子さんの発達の細かい評価ではなく、「暮らし全体がどう回っているか」と「家族が困っていないか」です。療育の先生や医師とは、見ているところが少し違います。
だいたい、この順に聞かれます
- 基本の情報——生年月日、診断や検査の有無、手帳・受給者証、通っている園、かかっている病院、これまでの経過(いつ、何がきっかけで受診したか)。
- 1日の流れ——起きる時間、園に行く時間、帰ってからの過ごし方、寝る時間と寝つき。計画の「骨格」になる情報です。
- 1週間の利用先——園は週何日、療育は週何回どこに、外来は何か月に1回。併行利用しているところ全部。
- 家族の状況——家族構成、仕事の状況、きょうだい、手伝ってくれる人、休める時間があるか。ここは「困っている」と言っていい場所です。レスパイト(預かり)の必要も、ここで伝わります。
- お子さんの様子——好きなこと、得意なこと、困っていること。5領域(健康・生活/運動・感覚/認知・行動/言語・コミュニケーション/人間関係・社会性)の視点で聞かれることが多いです。
- 親と本人の希望——「こうなってほしい」「こう暮らしたい」。ガイドラインでは、この「意向」を出発点に計画を組みます。
- これからの見通し——半年〜1年先。入園・就学・放課後等デイなど、次の移行の希望。
全部答えられなくて大丈夫
「1日の流れ」と聞かれて、時間が思い出せなくても構いません。「だいたい7時に起きて、園から帰るのが4時ごろ」で十分です。困りごとも、順位をつけなくて大丈夫——ただ、「今いちばん困っているのはこれ」を1つ言えると、計画がそこから組めます。
家族の負担について話すのは、ためらう方が多いです。でも、相談支援専門員にとってそれは責める材料ではなく、使える制度を探す手がかりです。「夜が続くと私がもたない」と言っていいのです。
モニタリングは、半年に1回ほど
計画は作って終わりではなく、おおむね6か月に1回、見直しの面談(モニタリング)があります。そのときに聞かれるのは「前回から何が変わったか」。「できるようになったこと」「新しく困っていること」「利用先を変えたいか」。日付のついた記録があると、この面談が短く、正確になります。
きろくのタネの「計画の聞き取り用」ノート
きろくのタネには、この面談のためのノートがあります。プロフィール(診断・検査・手帳・受給者証・通い先・受診のきっかけと初診の時期)、1日の流れ・1週間の利用先、家族の状況と負担、この子に望んでいること、これからの希望、話せることば(初語の時期つき)、はじめてできたこと(月齢つき)、5領域の様子(記録のない領域も「なし」と表示)、生活の中で困っていること——聞かれる順に並んでいて、書けていない欄は「未記入」のまま印刷されます。空欄があっていい、と思って持って行ってください。
聞かれる項目に沿って、1枚にまとまります
ふだんの「ひとこと」とプロフィールから、相談支援専門員との面談に持っていける計画の聞き取り用ノートができます。あなたの言葉は一字も変えません。
30日間無料で試してみる参考:こども家庭庁「児童発達支援ガイドライン」(令和6年7月)第4章(障害児支援利用計画・児童発達支援計画の作成とモニタリング)、第3章 2(2)家族支援。こども家庭庁の掲載ページ。この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、面談の流れは事業所・自治体により異なります。