きろくのタネ

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特別支援学校と特別支援学級の違い
——就学先を考えるときに

2026年10月18日

先に答え
  • 特別支援学校は独立した学校、特別支援学級は普通学校の中の一クラス
  • 就学先は教育委員会と相談しながら決めていく(就学相談の申込みは年長の春〜夏ごろに締切がある自治体も)
  • 迷ったら、まず住んでいる市区町村の教育委員会の窓口へ

年長になると、「来年はどこの学校に通うか」という話が出てきます。健診や療育の面談で「特別支援学校」「特別支援学級」という言葉を聞いて、違いがよくわからないまま時間だけが過ぎていく、ということもあるかもしれません。

ここでは、それぞれがどんな場所で、誰がどう決めていくのかを、できるだけ具体的に整理します。

特別支援学校とは、どんな場所か

特別支援学校は、独立した学校です。視覚・聴覚・知的障害・肢体不自由・病弱など、障害の種類に応じて設置されていて、幼稚部・小学部・中学部・高等部がある学校もあります。

学校ごとに対象とする障害や受け入れ年齢の範囲が異なるため、「うちの子が対象になるか」は、学校見学や教育委員会への相談で確かめていく形になります。

特別支援学級とは、どんな場所か

特別支援学級は、普通の小学校・中学校の中に設けられているクラスです。知的障害・自閉症・情緒障害・肢体不自由など、学校によって開設されている種類が異なります。

どの種類の特別支援学級が開設されているかは学校ごとに違うため、校区の学校に希望する種類の学級があるとは限りません。この点も、事前の確認が必要なところです。

通級指導教室という選択肢もある

特別支援学校・特別支援学級のほかに、「通級指導教室」という形もあります。普段は通常学級に在籍しながら、決まった時間(標準は週1〜8時間程度)だけ別の教室(ほかの学校の場合もあります)で、障害に応じた指導を受けるものです。なお、知的障害は通級の対象に含まれていません。

どの場が合うかは、お子さんの様子や、学校・地域の体制によって変わります。「この子にはこれが正解」という一つの答えがあるわけではなく、いくつかの選択肢を比べながら考えていくものです。

就学先は誰が、いつ、どう決めるのか

就学先を決める大まかな流れは、おおむね次のようになります(時期や呼び方は自治体により異なります)。

最終的な決定は教育委員会が行いますが、文部科学省は、本人・保護者の意見を最大限尊重し、教育委員会や学校と合意形成を行うことを原則としています。保護者の希望が全く通らないということではなく、「どんな環境なら力を発揮しやすいか」を一緒に考えていく過程として位置づけられています。また、就学時に決めた学びの場は固定ではなく、入学後の様子に応じて見直す(転学する)こともできます。

年長の夏などに学校見学へ行き、特別支援学級の授業の様子と、特別支援学校の少人数での関わり方を両方見てから、教育委員会との相談に臨むという方法もあります。実際に見てから話すと、何を聞けばいいかが整理しやすくなります。

迷ったとき、どこに相談すればいいか

療育に通っている場合は、児童発達支援管理責任者(児発管)が、それまでの様子を踏まえた意見書を書いてくれることもあります。日々の記録が手元にあると、こうした相談の場でも「こういう場面でこう困っていた」「こういう関わりで落ち着いた」と伝えやすくなります。「きろくのタネ」は、そうした日々の様子を残しておくための場としても使えます。

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この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、医療上の助言や就学先の判断を行うものではありません。就学先の具体的な手続きや時期は自治体・学校により異なるため、詳しくは市区町村の教育委員会にお問い合わせください。