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発達外来の問診票、「相談したいこと」に何を書く?
——困りごとがたくさんあって書けないとき
- 困りごとは全部書いてよい。順番に優先度をつけると伝わりやすい
- 「いつ・どこで・どのくらい」の具体例を添えると伝わりやすい
- 書ききれない分は別紙にまとめて当日持っていってよい
問診票の「相談したいこと」の欄を前に、手が止まることがある。ことばのこと、食事のこと、園での様子、夜の寝つき——書きたいことが多すぎて、どれから書けばいいのか分からなくなる。逆に、短い欄に収めようとして、結局何も書けないまま提出してしまうこともある。
この欄は、医師がその日の診察の見通しを立てるための手がかりのひとつにすぎない。ここに書ききれなかったことは、当日に口頭で伝えることもできる。欄の大きさに合わせて困りごとを削る必要はない。
「相談したいこと」欄は、何のためにあるのか
この欄は、診察の時間を組み立てるための目印として使われることが多い。問診票を先に読むことで、医師はその日の診察で何を中心に聞くか、どんな検査や質問が必要かを見当づけておける。欄が小さいからといって、短くまとめなければいけないわけではない。
書く分量よりも、読んだ人がその日の優先順位をつかめるかどうかが手がかりになる。箇条書きで並べるだけでも、十分に役目を果たす。
困りごとが複数あるとき、どう書けばいいか
全部書いてよい。そのうえで、今いちばん困っていることから順に並べると、読む側が優先順位をつかみやすくなる。
- 「①言葉の遅れ ②偏食 ③癇癪(かんしゃく)が続くこと」のように番号をふる
- 一番上に、今の生活でいちばん負担になっていることを置く
- 似た困りごとはまとめて書く(「寝つきが悪い」「夜中に起きる」→「睡眠について」)
例:「①発語がほとんどない ②偏食が強く食べられるものが少ない ③保育園で友達と遊ぶ様子が見られないと言われた」
具体的に書くと、どう変わるか
「いつ・どこで・どのくらい」を添えると、同じ内容でも伝わり方が変わる。「落ち着きがない」だけでなく「家では座って絵本を見られる時間が1〜2分」「園では集団での活動のときに離席することが多いと言われた」のように、場面と様子を分けて書くと、読んだ人がその子の普段の姿を思い浮かべやすくなる。
数字や回数も、わかる範囲でよい。「毎日」「週に数回」「最近2〜3ヶ月で増えた」など、覚えている範囲の表現でかまわない。正確さよりも、普段の様子が伝わることを優先してよい。
欄に書ききれないときは、どうすればいいか
別紙にまとめて当日持っていく方法がある。問診票の欄に「別紙あり」と一言書いておき、困りごとを時系列や場面ごとに整理したメモを添えると、欄の大きさに縛られずに伝えられる。
- メモは箇条書きで十分。文章にまとめ直す必要はない
- 園や保育士から聞いた言葉は、聞いたままの言葉で書いておく
- 迷ったら「このメモ、見ていただけますか」と当日に渡してもよい
当日に向けて、ほかに準備できること
すべてを完璧に書く必要はなく、思い出したことをその場で付け足してもよい。母子手帳や、園・保育所からの連絡帳、健診の記録などがあれば一緒に持っていくと、問診票に書ききれなかった時期や経過を示す手がかりになる。
何をどこまで聞かれるか分からず不安なときは、受診前に電話や窓口で「初診ではどんなことを聞かれますか」と尋ねることもできる。かかりつけの医師や専門職に、わからないことをそのまま聞いてよい場だと思っておくと、問診票作りの負担が少し軽くなることがある。
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この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、医療上の助言ではありません。問診票の書き方や診察の進め方について迷うことがあれば、かかりつけの医師や受診先の窓口に確かめてください。