きろくのタネ

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療育に連絡帳がないとき
——家の様子を伝える方法と、聞きたいことを聞くコツ

2026年10月24日

先に答え
  • 連絡帳がなくても、気づいた様子はノートに書きためておける
  • 聞きたいことは紙に書いて職員に渡す方法もある
  • 書きためたメモは発達外来でもそのまま使える

送迎のとき、聞きたいことがあったのに聞けないまま車を出してしまった。そんな日はありませんか。療育に連絡帳がないと、家での様子を伝える機会も、聞きたいことを聞く機会も、自分でつくらないといけないように感じることがあります。

連絡帳がないのは、その事業所にやる気がないからでも、お子さんのことを気にかけていないからでもありません。ただ、様子を伝える方法を、こちらから用意しておくと助かる場面があります。

わたしの場合

息子の通う療育には連絡帳がなく、送迎のときに聞きたいことがあっても、聞けないまま帰ることが続いていました。発達外来で「発語の数はどのくらいですか」と聞かれたときも答えられず、車に戻ってから「また、言えなかった」と悔しかったことがあります。

気づいたときのひとことを書きためるようにしてから、療育の面談で発語の数を聞かれたとき、ノートを見てそのまま答えられました。外来の先生がそのノートを見て「これ、いいねえ」「これ、コピーしていい?」と言い、カルテに保存してくれたこともあります。

わたしの場合は、書きためたノートが面談でも外来でも役に立ちました。一般には、連絡帳がない療育でも、家の様子を伝えたり聞きたいことを聞いたりする方法はいくつかあります。

療育に連絡帳がないのは、よくあることなのか

連絡帳の有無は事業所ごとの運用によるもので、連絡帳がない事業所もあります。児童発達支援のガイドラインには、職員が日頃からこどもの状況を保護者と伝え合い、気になること等を連絡ノート等を通じて保護者と共有することが必要だと書かれていますが、どんな方法で伝え合うかは事業所によって違います。連絡帳がある事業所、送迎時の口頭だけの事業所、月に一度の面談だけの事業所など、形は自治体・事業所によって様々です。連絡帳がないからといって、様子を共有する機会がまったくないわけではなく、別の方法で聞いたり伝えたりすることができます。

家での様子を、どう書きためておくか

気づいた一言を、日付とともにその都度メモしておくと、面談や受診のときに見返せます。完璧な記録を目指す必要はなく、「できた」「困った」「言った」の短い言葉だけで十分です。

10/3 「ワンワン」と言った/10/10 靴を自分で履こうとした/10/15 給食で野菜を残した

書く場所は紙でもスマホでも、「きろくのタネ」のような記録アプリでもかまいません。続けやすいかどうかが一番大事です。

聞きたいことを、聞けないまま帰らないために

聞きたいことは、紙に書いて職員に渡しておくと、その場で聞けなくても次の機会に答えてもらいやすくなります。送迎の時間は短く、立ち話で聞くのが難しいこともあります。

発達外来でも、同じメモが役立つことがある

発語の数やできるようになったことを書きためたメモは、外来の診察でもそのまま使えます。診察の時間は限られていて、「発語の数はどのくらいですか」と急に聞かれると、とっさに答えにくいことがあります。日々のメモがあれば、見ながら答えられます。

連絡帳がほしいと思ったときにできること

事業所に相談すれば、連絡帳を用意してもらえたり、面談の頻度を見直してもらえたりすることがあります。対応は事業所によって異なるので、「家での様子を伝えたい」「聞きたいことがある」とまず伝えてみる方法があります。担当の職員のほか、障害児支援利用計画を作る相談支援専門員がついている場合は、その専門員に相談する方法もあります。

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記録は、「ひとこと」で足ります

ことばノートの見本(外来用・A4)

できあがるノートの見本(架空のお子さん・外来用)。タップでA4のPDFが開きます

書くのは気づいたときの「ひとこと」だけ。5領域への仕分けや日付・月齢はアプリが引き受けて、面談の前にA4のノートにまとまります。書けない日があって、あたりまえ。そう考えて作りました。

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この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、医療上の助言ではありません。連絡帳の運用や面談の形は自治体・事業所により異なるため、気になることは通っている事業所の窓口で確かめてください。