読みもの > 発達外来
1歳半〜2歳でことばが出ない
——健診で言われた日から、相談・受診までの流れ
- 1歳半健診で指摘されたら、まず保健センターの保健師に相談できる
- 発達外来は紹介状が必要な病院と、なしで予約できる病院がある(病院により異なる)
- 3歳児健診を待たず、気になった時点で相談してよい
1歳半健診や2歳前後の時期に「まだことばが出ない」「単語がない」と言われると、何から手をつけたらいいのか分からなくなります。その場で次の予約を案内されることもあれば、「様子を見ましょう」とだけ言われて帰ることもあり、どちらにしても「このあとどうすればいいのか」が分かりにくいまま時間が過ぎていくことがあります。
ここでは、健診で指摘された日から相談・受診までに、実際にどこに連絡し、何を聞かれるのかを順番に整理します。
1歳半健診では、歩いているか、食事の様子はどうかなど、いろいろなことを聞かれました。「何かしゃべってる?単語とか」と聞かれたので「全くないですね」と答えると、医師から「あんたの子供はおかしい」と言われました。ものすごくショックで、同時に腹が立ったのを覚えています。
息子は初めての子どもだったので、できないことを不思議とも思わず、それが当たり前だと思っていました。その日から、息子の将来を思うたびにつらくなる日が増えていきました。
1歳半健診で「ことばが出ない」と言われたら、まず何をする?
まず連絡する先は、健診会場にいた保健師、または市区町村の保健センターです。1歳半健診は母子保健法に基づく健診で、ことばの発達も確認項目のひとつにすぎません。指摘がそのまま診断を意味するわけではなく、「経過を見ていきましょう」「相談窓口を紹介します」という案内で終わることも多くあります。
健診の場で何かを言われると、その日のうちにどう動けばいいか分からなくなることがあります。渡された案内用紙や連絡先のメモがあれば、まずそこに書かれた窓口に電話をかけることから始められます。
相談先はどこ?——保健センター・かかりつけ医・発達外来
相談できる窓口は一つではなく、保健センター、かかりつけの小児科、児童発達支援センター、発達外来など複数あります。どこが最初の窓口になるかは自治体により異なるため、迷ったときはまず市区町村の保健センターか、こども家庭センター(旧・子育て世代包括支援センター。自治体によって名称が異なります)に「ことばの発達について相談したい」と伝えると、適した窓口を案内してもらえることが多いです。
- 保健センター:健診のフォローや地域の相談先の案内
- かかりつけの小児科:日常的な体調面も含めて相談できる
- 発達外来・小児神経科:ことばや発達そのものについて詳しく診てもらえる
小児科と発達外来のどちらに相談すればいいか迷う場合は、小児科と発達外来のちがいも参考になります。
受診の予約、どう進める?
発達外来は、紹介状がないと予約できない病院もあれば、なしで予約できる病院もあり、病院によって手続きが異なります。大きな病院では、紹介状がないと初診時に追加の費用(選定療養費)がかかることがあります。電話をすると、子どもの年齢、気になっていること、紹介状の有無などを聞かれることが一般的です。予約が数週間から数か月先になることも珍しくないため、気になった時点で早めに連絡先を確認しておくと、そのあとの見通しが立てやすくなります。
診察までに準備できること
診察当日に慌てないために、日々の様子を短くメモしておくと役立ちます。いつ頃から気になっているか、指差しをするか、名前を呼んだときの反応、家庭でよく使う身振りなどを、思い出せる範囲で書き留めておくだけで十分です。
例:「10か月頃からバイバイはする」「呼んでも振り向かないことが多い」「指差しはまだ見たことがない」
問診票にどう書けばいいか迷う場合は、発達外来の問診票、「相談したいこと」に何を書く?も参考にしてください。
健診で言われた言葉がつらいとき
健診の場で言われた言葉が、そのあとも心に残り続けることがあります。短い時間でのやりとりの中で出た言葉がすべてではなく、伝え方や受け止め方によっては、必要以上に重く感じられることもあります。つらさが残る場合は、同じ窓口にこだわらず、別の保健師やかかりつけ医、発達外来など、話しやすいと感じる相手に相談先を変えてもよいものです。症状や診断についての判断は、かかりつけの医師や専門職に確認してください。
まだ予約を待っている方へ初診までの準備ガイド待つあいだにできること・問診票の書き方・初診の日に聞くこと・持ち物チェック。印刷できます(無料・登録なし)→テスト版のモニター家庭を10組募集中(無料)
次の面談に、持っていけるノートを

できあがるノートの見本(架空のお子さん・外来用)。タップでA4のPDFが開きます
ふだんの「ひとこと」から、行き先(外来・療育・計画の面談)を選んで「このまま出す」だけで、先生に渡せるA4のノートができます。あなたの言葉は一字も変えません。要約も評価もしません。
テスト版に参加する(無料)お願いは「1か月使って、感想を聞かせてください」だけ。正式リリースまで無料・カード登録なし。Googleアカウントかメールアドレスで始められます。
この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、医療上の助言ではありません。気になる症状や発達の経過については、かかりつけの医師や専門職にご相談ください。