きろくのタネ

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初診や検査結果の日に、親から聞いておくといいこと
——聞き忘れないための準備

2026年10月28日

先に答え
  • 聞きたいことは紙に書いて持っていくと聞き忘れを防げる
  • 「発語の数」など聞かれそうな質問は事前にメモで備えられる
  • 聞き逃した内容は次回診察や、医療機関によっては後日の電話でも確認できる

初診や検査結果を聞く日は、待合室で名前を呼ばれるまでの時間も、診察室に入ってからの時間も、思っていた以上に短く感じられることがあります。聞きたいことがいくつもあったはずなのに、いざ医師を前にすると言葉が出てこない。そんなこともあるかもしれません。

わたしの場合

発達外来で「発語の数はどのくらいですか」と聞かれたとき、答えられませんでした。日々一緒にいるのに、数えたことがなかったのです。

車に戻ってから、「また、言えなかった」と悔しい気持ちになりました。聞かれることが分かっていれば、答えられたはずだったのに、と思いました。

わたしの場合は、聞かれる内容を予測していなかったために答えられませんでした。一般には、初診や検査結果の日に聞かれやすいことや、親から聞いておくとよいことは、ある程度決まっています。事前に知っておくだけで、当日の心の余裕が変わってきます。

なぜ初診や検査結果の日は聞き忘れが起きやすいのか

短い診察時間の中で、伝えたいことと聞きたいことが同時に頭の中にあるからです。限られた時間の中で、子どもの様子を伝えることに気持ちが向くと、自分が聞きたかったことを後回しにしてしまいがちです。さらに、診断名や検査結果など、初めて耳にする言葉が出てくると、その場で頭がいっぱいになり、続けて質問することが難しくなることもあります。

これは珍しいことではありません。聞き忘れるのは準備が足りなかったからではなく、その場の状況がそうさせやすいということです。

医師から聞かれやすいことには、どんなものがあるか

発語の数や言葉の出始めた時期、生活の中での困りごとなど、具体的な質問をされることがあります。たとえば「発語はいくつくらいありますか」「人とのやり取りで気になることはありますか」「睡眠や食事の様子はどうですか」といった質問です。

こうした質問に備えて、数日分でもよいので子どもの様子をメモしておくと、当日あわてずに答えやすくなります。「きろくのタネ」のように、日々の様子を書き留めておける場を使う方法もあります。

親から聞いておくといいことには、何があるか

診断名の有無だけでなく、次に何をするか、どこに相談すればよいかを聞いておくことが、その後の見通しにつながります。診察室では、次のようなことを聞いておくと、あとで困りにくくなります。

診察の最後に「今日分かったことと、次にすることを確認させてください」と一言添えるだけで、医師も要点を整理して話してくれることがあります。

質問を忘れないための準備は、どうすればいいか

聞きたいことを紙に書き出し、診察室に持っていくことが、確実な方法のひとつです。思いついたときにスマートフォンのメモや紙に書き留めておき、診察前にもう一度見返しておくと、当日落ち着いて質問しやすくなります。

全部を聞けなくても構いません。紙に書いておくことで、その場で思い出せなかったことも、診察後に見返して次回の相談材料にできます。

聞きそびれたときは、どうすればいいか

その場で聞けなかったことは、次回の診察で確認することができます。医療機関によっては、後日の電話や、診察後に看護師や受付を通じて質問できる場合もあります。聞きそびれたことをそのままにせず、次の機会に持ち越してよいと考えておくと、気持ちが楽になります。

検査結果の説明についても、その場で理解しきれなかった場合は、もう一度説明を聞きたいと伝えることができます。分からないまま帰ることに引け目を感じる必要はありません。

ほかに聞いておける窓口はあるか

医師以外にも、相談できる窓口はいくつかあります。地域の保健センターや、児童発達支援の窓口となっている自治体の担当課でも、制度や手続きについて相談できます。児童発達支援は児童福祉法にもとづく制度で、こども家庭庁の「児童発達支援ガイドライン」は支援の中身を示すものです。利用までの流れは自治体により、支援の進め方は事業所により異なります。分からないことがあれば、まずはかかりつけの医師や、自治体の窓口に聞いてみることができます。

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この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、医療上の助言ではありません。診察や検査結果について分からないことがあれば、かかりつけの医師や専門職に直接確かめてください。